ボディピアスとは耳たぶはもちろん、耳の軟骨やへそなど、身体のあらゆる部位に装着できるピアスです。
そう聞くと、「ちょっと怖い」「扱いが難しそう」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、全然そんなことはありません!
デザインやサイズが豊富なボディピアスは、ピアス初心者・上級者関係なくどんな人でも楽しむことができるお洒落アイテムです。
最近ではファッションピアス愛用者さんでも問題なく使用できるサイズのボディピアスがたくさん販売されるようになり、とってもポピュラーなアクセサリーとして認識されつつあります。
しかしまだまだ「ファッションピアスとの違いって何?」という声が多いのも事実…。
そこで今回はボディピアスについて、詳しくお話していきたいと思います!
ファッションピアスとボディピアスの違い
ピアスは大きく分けてファッションピアスとボディピアスの2種類に分類されます。
ファッションピアスと呼ばれるピアスは、主に耳たぶに使用することを目的として販売されているピアスです。
雑貨店やアクセサリーショップなどで安価に購入できるため広く親しまれていますが、ピアスの素材にアレルギーを起こす可能性がある金属を使っていることも多く、つけっぱなしには不向きです。
ボディピアスと呼ばれるピアスは軟骨やへそ、眉など身体のあらゆる部分に装着することができるピアスです。
ボディピアスにはファッションピアス感覚で着けられる細い軸から20mmを超える太い軸まで豊富なサイズ展開があり、ピアスの形状も様々です。
また、自分の好みに応じてピアスをカスタマイズすることができる点、金属アレルギーが出ないよう素材に気を使った商品が多い点も人気の理由です。
ファッションピアス | ボディピアス | |
軸 | ・太さは細めで統一 ・形状はストレートが主流でバリエーションが少ない | ・軸の太さ・長さともに豊富 ・形状はストレートの他にカーブ状、螺旋状などバリエーション豊富 |
キャッチ | 金属やシリコンでできた留め具をピアスの軸に差し込んで留めるタイプのものが一般的 | ネジ式やはめ込み式など様々なタイプがあり、デザインも豊富なのでキャッチも込みのお洒落が楽める |
部位 | 一般的に耳たぶに装着 | 身体のあらゆる部位に装着可能 |
素材 | ||
つけっぱなし |
ボディピアスの部位
主に耳たぶにのみ使用されるファッションピアスとは異なり、ボディピアスは耳以外にも、鼻、舌、唇、眉、へそ等、身体のあらゆる場所に着用できます。
それぞれの部位に名称がついているので、上の画像を見て耳だけでもかなりたくさんの部位があることに驚いた方もいるのではないでしょうか?
耳に開けるボディピアスとして人気がある部位は、イヤーロブ・ヘリックス・トラガスなどです。
かわいいボディピアスの部位については、こちらで詳しくお話しています。
ヘリックスやトラガスなどには片方がフラットタイプ (ラブレットスタッド)やネジ式ボールタイプ(ストレートバーベル)のキャッチを使うと、ファッションピアスのようにピアスホールに通す軸の先端が直接耳裏に当たらないので、痛くなりにくくオススメですよ。
ボディピアスの素材
ファッションピアスに比べると金属アレルギーが起こりにくいとされるボディピアスですが、残念なことに全てのボディピアスが金属アレルギー対応の素材を使っているわけではありません。
ピアスを購入する時は、素材をきちんと調べるようにしましょう。
ここからはボディピアスによく使われる素材をいくつかご紹介するので、ぜひ購入時の参考にしてみてください。
また、万が一使用中にお肌に違和感があれば、すぐにピアスを外して皮膚科を受診しましょう。
サージカルステンレス316L
サージカルステンレス316Lは、サビにくく、腐食や酸化・熱に強いなど、優れた特性を持つステンレスです。
医療器具にも使用されている人体に優しい素材で、金属アレルギーの心配がほとんどありません。
チタン(チタニウム・タイタニウム)
チタンは医療用のインプラントなどにも用いられるアレルギーが起こりにくい素材です。
軽くて硬い合金素材で、ピアスホールへの負担を軽減することができるため、ピアスホールの状態不良の際にも活躍してくれます。
樹脂(アクリル樹脂)
樹脂は非金属でアレルギーが起こらない材質で、スキー場や夏場の海など、温度差の激しい場所でも使うことができます。
スケルトンカラーなので、シークレットピアスとしても人気があります。
真鍮
真鍮は銅と亜鉛の合金で黄銅やブラスとも呼ばれる素材です。
金属アレルギーを起こす可能性があるとされている素材なので使用時には注意が必要です。
こちらの記事ではさらに詳しくボディピアスの素材や金属アレルギーについてお話しています。
ボディピアスのゲージと内径とは?
ボディピアスはファッションピアスよりもサイズバリエーションが豊富なところが魅力の1つですが、豊富であるがゆえに「自分のサイズがわからない」「サイズを間違えてしまった…」なんてファッションピアスでは起こらなかった悩みが生じることも。
サイズはピアスを着用する人の耳の厚さや好みによって変わるため一概には言えませんが、サイズ感についての正しい知識を持っているとサイズ選びも楽になります。
正しい知識を持って自分にぴったりのサイズのボディピアスを見つけてみてくださいね!
また、こちらの記事ではより詳しくサイズについて解説しています。
ボディピアスのゲージ
ボディピアスのゲージ(G)とは耳に通すピアス軸の太さのことです。
ゲージサイズの数字が大きくなるほど軸の直径が細くなり、小さくなるほど太くなります。
耳たぶ用のピアッサーは16G、軟骨用のピアッサーは14Gが主流です。
また、ファッションピアスの軸の太さはボディピアスの18Gとほとんど同じなので、ファッションピアスサイズのピアスホールしか持っていないという人でも18Gのボディピアスならすぐに着用することが出来ます。
ボディピアスの内径
ボディピアスの内径とは耳に通すピアス軸の長さのことです。
自分の耳の厚さや好みによって左右されるため一般的なサイズというものは存在しませんが、ピアスホールを開けたての時期はトラブル回避のため、ゆとりのある内径にするようにしましょう。
また、リングやスパイラルバーベルなどの場合は円形になっている内側部分が内径になります。
ボディピアスとファッションピアスの違いまとめ
いかがでしたか?今回はボディピアスとファッションピアスの違いをテーマにお届けしました。
既製のサイズやデザインの中で楽しむファッションピアスとは異なり、ボディピアスは自分に合ったサイズを選ぶことができ、カスタマイズもアイデア次第で無限大です。
最近は可愛くてオシャレなボディピアスがたくさんあるので、ボディピアス未経験の人もぜひ気軽に取り入れてオシャレを楽しんでくださいね!